EXHIBITIONS

RADICAL OBSERVERS

2018年12月8日(土)〜2019年1月14日(月祝)
12:00〜19:00(金・土は20:00まで)火曜休場
冬季休場:2018年12月29日(土)〜2019年1月3日(木)
※2018年12月28日(金)19:00閉場、2019年1月4日(金)13:00開場

出品作家:ジャン・ビンナ、ジン・ロン、盛田渓太、菅実花、ヴィンセント・ライタス、平澤勇輝
キュレーター:三宅敦大

現代におけるグローバル化や科学技術の進歩において、私たちは、場所や時間を超えて物事にアクセスできるようになっています。この状況において、物事の現状や変化に対して、当事者としてではなく、傍観者、観測者として接する機会が増えています。

対象に対して距離をもちながら、多様な情報を参照しつつ、解釈することで、「観測者」には新しい価値観や存在をイメージすることが可能になってきています。既存のフレームを疑い、読み替え、絶えず更新してゆく、この「観測者」としての姿勢は現代において重要ではないでしょうか。

本展覧会では、状況に向き合い、様々な読み替えや、実験(思考実験)を行う菅実花、平澤勇輝、盛田渓太、Bitna JANG、Long JIN、Vincent RUIJTERSの6名の作家を紹介します。
彼らが見せる多様な表現、作品群の中に身を置くことで、本展が現代を軽やかにサヴァイヴする観測者の姿勢を提示できるきっかけとなればと思います。

また、本展覧会は、日本、オランダ、韓国、中国の出身のアーティストたちを紹介します。同時に、多摩美術大学出身のアーティスト、および他大学出身者を含むネットワークを形成しこの思考実験のマッピングをさらに拡張していくことを目指しています。


In today’s global and technologically advancing society, we can now precede time and space to access various forms of information and content. In such society, we are increasingly becoming bystanders/observers rather than direct participants to information and societal changes.

By keeping distance with the subject and referencing and re-interpreting various forms of information, the “observer” is able to imagine new perspectives and existences. In today’s changing society, the questioning, re-evaluating, and updating of perspectives that is made possible through the observatory gaze seems ever more important.
In this exhibition, six artists who confront, question and experiment with their surroundings are featured: Mika KAN, Yuki HIRASAWA, Keita MORITA, Bitna JANG, Long JIN, and Vincent RUIJTERS.

As we put ourselves within their expressive spaces and works, the exhibition aims to propose a new observatory gaze that is vital to surviving in a changing modern society.

Furthermore, this exhibition will feature artists from Japan, the Netherlands, South Korea, and China. Simultaneously, we hope to form a network of Tama Art University alumni and those from other academic institutions and further expand the scope of this intellectual experimentation.

出品作家プロフィール

ジャン・ビンナ

JANG Bitna

フォト

《About Living》2017

1989年韓国生まれ。2017年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻修了。現在、同博士後期課程在籍。陶を用いて、生命の存在とそれらの関係性をテーマに作品を制作。有機的なフォルムにおいて物事の輪郭の流動性と存在の不確かさを表現するとともに、一つの形態に帰着せず、テンポラリーなものとしての生命のあり方を肯定的に提示する。主な展覧会に「TAMA VIVANT II 2017 ポガティブ」展(東京/2017)などがある。


ジン・ロン

JIN Long


フォト

《Earth with the silence》2018

1991年中国、温州生まれ。2013年江南大学公共芸術デザイン専攻卒業。2017年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。現在、同博士後期課程在籍。主な展覧会に「第20回JAALA国際交流展」(東京都美術館/2017)、「留学生フェアプログラム」(The Artcomplex Center of Tokyo/2017)、「Challenge Art in Japan 2017 #TAMABI_HAKASE展」(韓国文化院/2017)がある。また、2016年第52回神奈川県美術展入選。


盛田 渓太

MORITA Keita


フォト

《Fact》2017

1992年東京都生まれ。2017年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。学部時代より、主に立体やインスタレーションにおいて、擬似的に地層や化石を作り出す作品を制作、発表。近年は合成などに利用されるグリーンバックに着想を得たインスタレーションを制作し、木や石、骨などの自然物をその内部に取り入れてリアルとヴァーチャルの曖昧さを提示することで、自然観について問い直し、既存の価値観(価値判断)を揺らがせてゆく。主な展覧会に「Odyssey」(Gallery SHIMIZU/横浜/2017)、「1/206」(Gallery K/東京/2016)がある。


菅 実花

KAN Mika


フォト

《The Silent Woman 05》2016-2018

1988年神奈川県生まれ。2013年東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。2016年同大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了。現在同博士後期課程に在籍。2014年に等身大の女性型愛玩人形が妊娠するという架空の設定に基づくアートプロジェクト「Do Lovedolls Dream of Babies?」を開始、2016年に写真作品《The Future Mother》を発表。主な展覧会に個展「The Future Mother」(慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎/2016)、個展「The Silent Woman」(文京区立森鷗外記念館/2018)。アートフェスティバル「黄金町バザール2017−Double Façade 他者と出会うための複数の方法」(2017)がある。


ヴィンセント・ライタス

Vincent RUIJTERS


フォト

《Wind Memoir》2017

1988年オランダ、デン・ハーク生まれ。東京在住。ユトレヒト美術大学大学院修士課程ディジタル文化デザイン専攻修了。多摩美術大学大学院美術研究科修士課程デザイン専攻情報デザイン研究領域修了。主に人間の感情と、人間関係とに焦点を当て、人間性とは何かという問題を考察するため、現代のシステムの持つ過剰な刺激やスピード、冷たさに着目し、フィジカルコンピューティングから、水彩画に至る様々な技法において制作を行う。2018年にはアートフェア東京2018「World Art Tokyo: Pan-gea Tectonics」エキシビション・デザイナーとして活動。代表作に《Wind Memoir》(2017)などがある。


平澤 勇輝

HIRASAWA Yuki


フォト

《TOMODACHI》2016

1989年東京都生まれ。2012年多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。2014年同大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。木彫で動物や植物をデフォルメしたような作品を制作する。平澤は使用する木材の性質や癖を生かし、様々な木を寄せて彫刻を構成する。異なるパーツにおいて構築すること、そして、その中でいびつながらも互いの調和を図りつつ、動物や植物という元の素材とは異なる有機的イメージの元に落とし込んで行くのである。主な展覧会に「臺灣國際木雕競賽」(三義木彫博物館/台湾/台北/2016)、「平澤勇輝展−HORNS−」(Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi/東京/六本木/2018)、越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭(新潟/十日町/2018)がある。また「第95回二科展」国立新美術館(東京/六本木)入選。


三宅 敦大(キュレーター)

MIYAKE Atsuhiro

1994年岐阜県生まれ。東京在住。2017年多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。現在東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修士課程在籍。学部の頃からキュレーションに興味を持ち、展覧会や、アートイベントの企画運営に携わる。主な展覧会実践として、2016年「TAMA VIVANT II 美術−あいまいなパラダイム」(アートテーク・ギャラリー、パルテノン多摩特別展示室/東京)共同キュレーターとして参加。2017年「Clouds Forests」(トレチャコフ美術館新館/モスクワ)リサーチアシスタント。「Pn -Powers of PLAY-」(東京藝術大学大学美術館陳列館/東京)共同キュレーターとして参加など。

関連イベント

◯オープニングレセプション
12月8日(土)17:00〜20:00

◯アーティストトーク
12月23日(日)14:00〜16:00 ゲスト:岩崎秀雄(早稲田大学理工学術院・教授)
1月12日(土)14:00〜16:00

INFO

開場時間 12:00〜19:00(金・土は20:00まで)
休場日 火曜日
入場料 無料
アドレス 〒101-0021
東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 201・202
TEL/FAX 03-5812-4558
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